サーバの検討を開始したのは2023年初頭に自作IoT機器の制御用にサーバが必要になったからです。 AC電流、温度、湿度などのデータやON・OFF制御の情報はクラウドサーバAmbientの無料枠で十分です。 ファームウェアの開発を進めていくと、大筋の処理の流れは固まったのですが、仕上げの段階になると使い勝手や見栄えまなど変更したくなる部分が後から出てきます。 そこでIoT機器を設置後もあとからリモートでファームウェアを更新できる機能がどうしても欲しくなりました。
ファームウェアの更新に関してHTTPプロトコルでサーバからバイナリデータをダウンロードしているコードが見つかりました。 自宅のサーバからインターネット経由で直接バイナリデータをリモートIoT機器にダウンロードしてインストールしてもいいのかも知れませんが、セキュリティ上の心配があるのでクラウドサーバを用いることにしました。 SAKURA internet社の「さくらのレンタルサーバライト」とNetowl社の「スターサーバーフリー」の無料サーバで運用を開始しました。IoT機器の制御用としては無料サーバで十分機能しました。
ところが、ファームウェア開発を進めていくうちセキュリティ上サーバとはSSL通信が必須ということがわかりました。
httpプロトコルではなくhttpsプロトコルを使用します。 httpsプロトコルを使用するにはデジタル証明書が必要だということで、いろいろ試行錯誤した結果「さくらのレンタルサーバスタンダード」で無事証明書が入手できてリモートでファームウェア更新ができるようになりました。 後から考えるとスタンダードでなくてもよかったのかも知れませんが、面倒なので深追いしていません。
ついでに独自ドメインも取得して、将来活動の枠が広がったら本格利用するつもりです。
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