無人の実家の商用電源で動作する機器をリモートで監視、制御するためのIoTシステムを構築しました。ハードウェア、ソフトウェアとも市販でいいのが見つからなかったので全て自分で試作してみました。

・IoT 1号機
・IoT 2号機
・IoT ファームウエア
(1号機、2号機共通)
・モバイルルータ (NEC Aterm MR10LN)
・データ通信プロバイダ (日本通信 b-mobile)
・IoTデータ可視化サービス (Ambient)
・クラウドサーバ (さくらインターネット)
・PCまたはスマートフォン
(Webブラウザ実行環境)


写真1はIoT 1号機で熱交換換気扇の商用電源AC100VのON/OFF制御と電源に流れる電流の監視を行います。 写真2 はIoT 2号機で電気温水器の商用電源AC200VのON/OFFおよび深夜電力運転の予約制御と電源に流れる電流の監視を行います。

(1号機用)

(2号機用)
図2はIoT 1号機用リモートコントロール画面です。図2はIoT2号機用リモートコントロール画面です。このリモートコントロール画面のプログラム(HTML,JavaScript,CSS)はクラウドサーバにアップロードしているので、PC、タブレットやスマートフォンのブラウザからURLを指定すれば何処にいても開いてリモートコントロールが可能です。ダウンロード/インストールするアプリケーション形式はあえて避けています。
システムの特長
電源出力
-単相交流 100V 15A (1号機)
-単相交流 200V 25A (2号機)
リモート制御機能
-遠隔地から電源ON/OFF
-遠隔地から深夜電力運転タイマーの設定と解除
リモートログ機能
-出力電流、温度、湿度をクラウドに自動保存
自動検出保護機能
-出力電流または温度が設定値を越えると自動的に電源出力を遮断
1号機、2号機ハードウェア
-AC220V 25A パワーリレー
-32ビット組込MCU
-Wi-Fi接続
-AC電流センサ
-温度、湿度センサ
1号機、2号機ファームウェア
-C++
リモートコントロール画面
-HTML
-JavaScript
-CSS
なお商用電源の変更に伴う工事に必要な電気工事士の資格も取得しました。
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